きらきら
クリア。雑感を書き殴りましょう。
全体的に生々しいところがあるから人を選ぶとは思うけど、そこはそれとしていいゲームだったよ。
だいたいドロドロのちキラキラ。
ロックン・ロール!だけど、話が道徳的だなあ。
モブが多すぎる。お話上、全国津々浦々。いろんな方言のキャラが出てきてすごい。
ギャルゲーはヒロインルートに入ると主人公と特定のヒロインとだけ話をするようになっちゃいがちだけど、
これはどのルートでも登場キャラ間の絡みが多いのがいい。
ヒロインズもいいけど男性陣も負けてない系のゲームだ。というか男女比5:5くらいいるぞ。
あんだけモブがいてそれぞれに立ち絵があったりするんだけど、
なぜか出番多い妹に立ち絵がないのが不思議で不思議で。
ちょっと演奏シーンがあっさりしてるのが残念だなあ。
何回もやるから1回1回が薄くなるのは仕方ないんだけど。
以下壮絶なネタばれ
まず、きらりバッドエンドらしいものをみたんだけど、
これが強烈すぎて、きらきらは人生だねえ。とか思っちゃうような話だった。
学生時代だけで終わらないギャルゲーって強烈なのが多いよなあ…。キミノゾとCLANNADしか思いつかないけど。
App storeの感想で人死にがあるのは知ってたけど、いざ来ると強烈すぎ。
栄養失調の主人公が死んだヒロインの幻覚を見るあたりが強烈。
出会った人が変わっていくところも強烈。
話の大半は一緒にバンドやってた千絵姉が後半でてきてもう叩けなくなっちゃったよ。というのがもの悲しい。
音楽が生きがいという人になる主人公。
なんでも趣味の域を超えて人生になるとヤバい。
そんな強烈なバッドエンドだったけど、
これは奇跡でヒロイン大復活するのかな…と思いかけてたら、人死にに対して現実レベルで真摯な結末をみせてくれた。
一度落ちて這い上がってくるような話でこういうのは大好きだ。
で、他のキャラの幸せになるルートだけど、これに比べるとやっぱりパンチが弱かったかなあと思う。
カッシールート。病弱キャラだから不安があったけど平和すぎた。
お嬢様というだけである程度予想できた通りの家庭の事業に立ち向かいますな話。
それにしてもまあ主人公シカコくんの采配がすばらしく道徳的だ。かくありたい。
ちえねえルート。ちえねえさん立ち絵が一番好きだったりする。
このゲームって全キャラヒロインのほうから告白してくるんですか。
これまた家庭の事情だけど、
カッシーのときはシカコくんの首つっこみ具合がハンパなかったけど、
こちらはどうしても傍観者になってしまうような話。
時間が解決していましたみたいなところがあって残念。
しかしこのルートに出てくるモブのみどりちゃん。このゲームってキャラ作りに漫画アニメの影響をさっぱり感じさせないんだけど、緑だし強気だしですうだし。なんちゃらメイデンすぎた。
最後の最後。きらりルート。
最初に見たきらりが死んじゃうところが避けられていて感慨深い。
締めくくりらしく最終的に平和すぎる。
という感じ。最初に書いたけどいいゲームでしたよと。